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サルでもわかるFX

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トラ退治法
「まぁまぁ、おひとつどうぞ」
グビグビグビ…
「ではでは、ご返杯」
グビグビグビ…

お酌は、酒の席ではよく目にする光景ですが、酒飲み同士にとってコミュニケーションをはかるための1つの方法かと。
ワタシも、お酌しながらワイワイ飲むのは楽しいなぁと思ってます。

ところで。
アメリカ人の知人いわく、日本人のこのような光景を目のあたりにして不思議に思ったそうです。
なんでも、向こうではそういう習慣がないそうです。
たしか、「はじめは、キモイと思った」とまで言っていたような…。
そんな彼も、いまでは、「タダシガキサ~ン、ドウゾノンデクダサーイ」とすっかり馴染じゃってます。

でもでも。
節度あるうちはいいですけど、度がすぎると困ったことになりかねませんよね。
酒飲みは、ついつい他人に飲酒を強要しまいがちです。
必ずしも悪気があるとはいえないと思うのですが、時に、悪意ある場合もあるかと。
たとえば、何らかの目的で酔い潰そうとするときなどそうでしょうか(笑)

昨日、リーガル・リサーチで遊んでいたところ、こんな法律をみつけました。
酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律
通称、酔っぱらい防止法、または、トラ退治法というらしいです。
トラ退治法なんて、すげ~ネーミング(笑)
(阪神ファンには不愉快な通称かもしれませんね)

当該法律の目的は
「酒に酔つている者(アルコールの影響により正常な行為ができないおそれのある状態にある者をいう。以下「酩(酊者」という。)の行為を規制し、又は救護を要する酩酊者を保護する等の措置を講ずることによつて、過度の飲酒が個人的及び社会的に及ぼす害悪を防止し、もつて公共の福祉に寄与することを目的とする」(1条)
だそうです。
ちょっとパターナスティックであるような気もしますし、ワタシの嫌いな「公共の福祉」という言葉が用いられているのがちょいと個人的に気に入らないのですが、過度な酔っぱらいは社会の迷惑といえるでしょうし、常に酔っぱらいなんて放っておけなんてわけにもいかなでしょうから、いちおう目的は正当といえますか。

なお、同法の2条によれば、
「すべて国民は、飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない」
と、飲酒の強要は悪習だそうです。
皆さん、気をつけましょうね(笑)。

また、酩酊者が公共の場等で、他人に迷惑をけるようは行為や言動を発したような場合、勾留・科料の刑に処せられるとか(4条1項)。
さらに、それを教唆・幇助した者は、正犯と同じ刑が科されるとのこと(同3項)。
皆さん、ホントに気をつけましょうね(笑)。

それから、下級審判例ではありますが、当該法律に違反する行為をおこなった場合には、心神耗弱の減軽規定である刑法39条2項の適用はないと示しています。
(広島地判昭41年2月1日下級裁判所刑事裁判例集8巻2号268頁)
判旨全文が未掲載であったため、どのような法律構成でこのような結論を導きだしたのか定かでありませんが、この判例に従えば、原因において自由な行為の理論を用いることまでもなく、酩酊者の責任能力が肯定されちゃうということでしょうか…。
皆さん、マジで気をつけましょうね(笑)

さてさて。
目的達成のため酩酊した者を利用すべく酒じゃんじゃん注いだ者は、教唆・幇助犯、場合によっちゃ間接正犯とされうるのでしょうか?
だとすれば…。
事前に試験問題を吐かせるべく、出題者にバンバンお酌しちゃって、目的を実現した場合には、間接正犯等になっちゃう?
あ~でも、そうして得た試験問題を受験者全員に提供しておけば、他人に迷惑をかけたといえないか…。
むしろ感謝される?
エヘヘ。
というわけで、共犯募集中(笑)


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