AX

サルでもわかるFX

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
民法2(物権) 2007年第4課題
本日、「民法2(物権) 2007年第4課題」のレポートが返却されました。
無事合格しており、結構な評価を頂いておりました。
以下、大まかな構成を書き記しますので、よろしければご参考までにどうぞ。

「何がなんでも自力でレポを仕上げ、合格を勝ち取る!」と非常に志の高い方、その志はとても立派だとワタクシは真面目にそう思います。
そういう方にとって以下の内容は「「いらぬお節介」以外のなにものでもありません。
ですから、これより先を無視して読まれないことを強くオススメいたします


◆レポート構成

1.物上代位の意義

2.
(1)「差押え」(304条ただし書)の趣旨の関する学説
 ア特定性維持説
 イ優先権保全説
 ウ第三債務者保護説
  ※それぞれにつき簡単な説明をし、具体的帰結の差異として、物上代位権者はいつまでに「差押え」をする必要があるかについて記述。
(2)判例の変遷
 ア特定性維持説(大判大4・3・6)
 イ優先権保全説(大連判大12・4・7、大決昭5・9・23、大決昭5・9・23※傍論部分)
 ウ第三債務者保護説((最判平10・1・30、最判平17・2・22)
(3)最判H10・1・30と最判H17・2・22の対比。
 (抵当権と動産先取特権での「差押え」(304条1項ただし書)の趣旨の異同と、その理由)
    
3.まとめとして、本問に対する自分の見解
(1)特定性維持説・優先権保全説への批判
(2)第三債務者保護説を指示しつつ、最終的は判例理論に基づく結論づけ


◆本問のポイント
前述、平成10年と平成17年の判例とでは、両者ともに物上代位の目的債権譲渡後における物上代位の可否について争われましたが、結論が正反対となっています。
一見すると矛盾するようにも思えそうな結論なのですが、判例は、物上代位の要件として、抵当権と不動産先取特権とでは同じように「差押え」(304条1項ただし書)が要求されてはいるものの、両者でその趣旨は異なるとの見解を示しています。
ワタクシの個人的見解ですが、本問の一番の出題意図はこの部分のあるように思います。
ですから、この両判例に触れ、特に抵当権と物上代位とでは「差押え」(304条1項ただし書)の趣旨が異なるとしている点に言及しておくこは、重要なポイントだと言えましょう。
(個人的には必須ではないかと考えております)
実際、レポートの指導票には大したコメントは書かれたいなかったのですが、唯一「最判平成17年2月22日も検討されていることに関しては好感を得ました」とだけ書かれておりましたので、やはり配点の高い部分といえるでしょう。

ちなみに、少し前に発刊されたような基本書等であれば、当たり前ですが平成17年の判例については掲載されておりません。
また、『判例百選Ⅰ総則・物権[第5版]』有斐閣、『判例講義Ⅰ総則・物権[補訂版]悠々社といった判例解説集にも未掲載です。
そこで、ワタクシが目を通した中では、『平成17年度 重要判例解説』有斐閣75頁~が、とても参考になりましたのでご紹介申し上げます。


以上のことは、あくまでも合格レポートの一構成例にすぎませんので、当然に、この他にも様々な構成は当然に考えられます。
また、ワタクシの構成・コメント等を参考にレポを作成したが「評価が低かった」「落っこちた」などと苦情を申されても、「残念でしたね」「再提出頑張って下さい」としか申し上げれません。(笑)
ですから、これらすべてはあくまでもレポート作成の際の一参考資料としてお読み頂けますれば幸いに存じます

今後、この課題を提出される方の合格を、心より祈っております。


※この記事が「面白かった」「参考になった」といったようなご感想をお持ち頂けたならば、↓これを、ポチッと押して頂けますと嬉しく思います。
コメント
本当にためになった。ありがとう。
2008/01/08(Tue) 10:35 | URL | 名無しぶらり訪問者さ | 【編集
名無しぶらり訪問者さ さんへ

はじめまして。
コメントありがとうございます。
お返事がすっかり遅くなりまして、どうもすみません。

私のBlogがお役に立てたようでなりよりです。

察するに同じ中大通教生でしょうか?
だとすれば、お互い卒業目指して頑張りましょう!
(既に卒業決定だったりして…そうであるならば、おめでとうございます)
2008/02/15(Fri) 23:21 | URL | タダシガキ | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。